みなさんこんにちわ
もうあっという間に8月になりました。毎日暑い日が続きますがみなさん夏バテ
などされてませんか
水分補給をしっかり行ったり、疲労が溜まっていると感じた時などはゆっくりと休養をとったりしながら暑い暑い
この季節をお過ごしください。
それから私事にはなりますが、来る8月29日(金)に東京・神田神保町にSHOPがオープンします。ご興味がある方はぜひご来店下さい。
本日は久しぶりのナイキの登場です。最近、雑誌等のメディアによく登場している
【NIKE エアズーム スピードスパイダーR】
について比較分析してみたいと思います。
NIKE
AIR ZOOM SPEED SPIDER R
上)324656−701
下)324656−101
メーカー希望小売価格 ¥14,490−
2008年8月発売モデル
オリンピックを1週間後に控え日々ワクワクと開幕をお待ちの方も多くおられるのではないかと思います。オリンピックは各メーカーにとっては絶好のコマーシャルチャンスですのでここぞとばかり新作投入し自社ブランドのシェアの拡大に必死になります。特に外資系ブランドは多額の予算を投入しメジャー選手と契約し使用してもらうことでブランドアピールを行っています。この業界に長年いる選手の足元を見て『このレースはA社vsN社』等と競技での勝負とは別の勝負をイメージしてしまいます(^^;
さて、この8月に発売されたこの『エアズームスピードスパイダーR』はNIKE Runningにおけるフラッグシップモデルで、自らの記録を打ち破るために日々トレーニングに励むエリートランナーのためのレース専用シューズです。今までは日本人向けのラストを採用していたカタナシリーズの『エアズームカタナレーサー』がトップモデルだったのですが、より長い距離をハイスピードで走りきるにはカタナレーサーのような薄いソールのセパレートタイプでは強靭な筋力が必要となるためフラットタイプのレース仕様であるエアズームスピードスパイダーRが発売になったのではと考えます。ASICS社で例えるなら【マラソンソーティマジック=カタナレーサー】【マラソンソーティJAPAN=エアズームスピードスパイダーR】という位置付けになると思います。
今回のこのスピードスパイダーRには新開発されたエリートレーサー向けの新しいラストを使用しています。日本人ランナーの足型に最適なフィット感を追及したアドバンスドフィットのラストで【X791−2】と名付けられた型を採用。踵から中足部の絞込みをさらに行いより足との一体感を生むと謳われているラストです。カタナレーサーに使用されていたラスト【QD−22】は前足部にゆとりを持たせていたのですが今回のラストは前足部もやや絞り気味で足全体のフィット感を向上させています。またフィッティングに関してアッパーに【フライワイヤー】というベクトラム繊維をウレタンで包み込んだ素材を使用し軽量化を図りながらホールド感を上げています。またこの【フライワイヤー】が走行中のブレを抑える役割や素材自体の伸びを防ぐ役割を果たしますので安定感にもつながっていくでしょう。
ミッドソールにはもちろん安定性と反発性に優れた【ズームエア】をヒール部に搭載。【クシュロンLT】と呼ばれるミッドソール素材はクッション性に優れるとメーカーは謳っています。アウトソールは新形状のドライブソールで前方向へのグリップ強化を行っています。重量的には27cmで約160gでマラソンソーティJAPANと比較すると約10g軽くなっています。
実際に足入れしてみた最初の印象は、とにかく柔らかい!!の一言に尽きます。フワフワとした履き心地で『これがエリートレーサーモデル!?』と感じるくらいです。一般的にはスピードを出すための反発力を生むためにはある程度の硬さが必要になってくるのですが、このスピードスパイダーRには全く硬さを感じません。前作のカタナレーサーもやや柔らかめの印象でしたが、ズームエアが反発と安定を生むとはいえエリートモデルとしては柔らかすぎる印象です。
全体のフィッティングは確かに【フライワイヤー】が中足部をしっかりとホールドして安定感を感じますし、新ラストのヒールの形状もホールドが良く踵のズレもなく安定を感じます。
エリートランナーの中でもクッション性を重視したいランナーの方にはいいのかもしれませんが4min/km以上のスピードでは柔らかく反発や安定性が物足りないのではないでしょうか!?フルマラソン2:30以内のランナーの方ならジョグ用としても使えそうな気がするのは私MANAGER★だけなのでしょうかね(^^;